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生活・暮らし
最近、注目を集めつつある、個人間のカーシェアリングサービス「Anyca」をご存じでしょうか。
目次
Anyca(エニカ)とは?
Anyca(エニカ)とは、2015年9月に株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)が展開したサービスであり、個人が所有する車を個人間で貸し借りできるカーシェアリングサービスの事です。
タイムズのタイムズカープラスや、オリックスカーシェアなどの【企業】と【消費者】の関係(B2C Business To Consumer)のサービスに対して、Anycaは【消費者】と【消費者】の関係(C2C Consumer To Consumer)のサービスにあたります。
サービスを提供するDeNAは利用時の手数料10%を取り、残り90%をクルマを提供したオーナーが受け取る形でサービスが成り立っています。
日本ではまだまだC2Cカーシェアリングは主流ではありませんが、米国であればRelayRidesやGetaroundなどがこの形でサービスを展開しています。
レンタカー、B2Cカーシェア、C2Cカーシェアの値段相場を比較すると?
5人乗りのプリウスを1日利用した場合の各社サービスの料金相場は以下の通りとなっています。
サービス種別 | 価格相場 |
---|---|
レンタカー | 12,000円 |
B2Cカーシェア (タイムズカープラス、オリックスカーシェア等) | 8,300円 |
C2Cカーシェア(Anyca) | 4,000円 |
Anycaは「12時間、1日単位でいくら」という料金体制を取っているので、長時間の利用であればエニカ、短時間利用であればタイムズカープラスやオリックスカーシェアなどのカーシェアリングがお得といったところでしょうか。
2016年1月に、実際にAnycaでプリウスを1日レンタルした場合の価格を調査したところ最安値で2,600円、最高値で5,000円でした。
価格設定は車両の状態、車両の年代、オーナーの考えよってまちまちのようです。
気になる車両登録台数、サービスの展開エリアは?
現在は、主に東京都内の利用者が多いですが、関西、九州地方でも既にレンタル可能な車両があります。サービス利用は全国可です。車両登録台数は2016年1月の時点で800台を超えています。
全国地区に対して利用可能エリアや、登録台数の拡大も順次、計っています。
「痛車」や「スポーツカー」もレンタル可能。カーシェアリング業界に旋風が巻き起こるか?
個人間のカーシェアリングの醍醐味として、高級外車、国産車はもとより、エアロをガチガチに固めたスポーツカー、痛車(漫画、アニメ、ゲームなどに関連するキャラクターの塗装やステッカーを装飾した自動車のこと)などのレンタルも可能というところが面白いところです。
現在、カーシェアリングといえばTimesのタイムズカープラスや、Orixカーシェアなどのカーシェアリング会社が消費者に提供するサービスが主流ですが、Anycaのオーナーが増える事で、今後は消費者間でカーシェアを行う事も当たり前の時代になるかもしれませんね。
今後のAnycaの動きに注目です。