最近のグラフィック技術の進歩は目まぐるしいものがありますね。
もはや、それはCGなのか、実際の映像なのか判断が難しいほどグラフィック技術は発達しました。

著作者:Riley Samuelson

ですが、みなさん。最近こんな風に思ったことはないでしょうか。

• 「このゲーム、映像は綺麗なんだけど、ストーリーがなぁ」
• 「どのゲームも映像がきれいなものばかりで、なんか全部同じように思えちゃうんだよなぁ」

映像ばかりに力を入れすぎてゲーム本来の重要な部分が欠けてしまっているように思えます。
これは果たして気のせいでしょうか？
つまり「おもしろさ」という面が欠けてしまっているのです。

そして今、日本において「雑」なものが流行りだしている気がします。

別にこれはゲームに限ったことではありません。少し例をあげます。

雑な写真の合成(コラージュ)

最近こういう写真をみかけることはないでしょうか？こういう写真合成を「雑コラ」といいます。
ちなみにこれは遊具の「ブランコ」と野球選手の「ブランコ」をかけてみたものだそうです。ウマいですね。
いかにも合成しましたという写真の方が最近はウケがいいんでしょうか。

参考：【画像】なぜ丁寧なコラは伸びないのか

ドット絵にリメイクしたゲーム

筆者は昭和時代に生まれた人間なので、「懐かしい」という気持ちですが、現代における若い方からすればこれは「綺麗なゲームばかりの中で珍しい」ということになるのでしょうか。
FF7は中学校時代にやりましたが、ストーリーも大好きでしたね。

ユーモアのあるLINEスタンプ

LINEのクリエーターズスタンプのランキング傾向をみて頂ければ分かるかと思いますが、綺麗すぎるスタンプよりかは割と素人が書いたようなスタンプの方がランキングの上位にあがっているかと思います。

これは実際に友達に聞いた話なのですが、

• 「綺麗なスタンプ」だったら誰もが知っている有名どころなスタンプを買う

という意見を多数聞きました。

つい最近の話で言えば、きゃりーぱみゅぱみゅさんが使っているという小学生が頑張って作った「いか」のスタンプ。

決して綺麗とはいいがたいのですが、頑張って作ったことが伝わる、そしてユーモアがあふれる可愛い作品となっていますよね^^

さいごに

あえて「雑」という漢字一文字で表現しましたが、今、日本では凝りすぎていないシンプルなものが流行りだしているのです。

時代は繰り返すものです。そして「流行」もまた繰り返します。
「雑」なものが流行りきってしまったら、次はまたきっと「綺麗」な凝ったものが流行るのでしょうね。

そんな気がした今日この頃でした。